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「浴衣地のぬれ物入れ」ってなに?

東京は新宿や渋谷など比較的歴史の浅い街が多い中で、日本橋は浅草に次ぐ古くからの歴史と伝統を持つ数少ない地域です。
みなさんもご存知のように五街道の起点として、江戸の交通や物流の要所でもあったため、街とともに栄え、古くから構えるお店が軒を連ねます。

そんなお店の一つに、着物や浴衣を扱う老舗がございます。
数多くの浴衣を扱う分、たくさんの生地の切れ端が出ます。捨てるにはもったいないと悩んだ末、袋物の生地として使用し、「ぬれ物入れ」という商品が生まれました。


「ぬれ物入れ」という商品は浴衣の切れ端で造られた袋です。色とりどりの浴衣模様が美しく、たまに浅草でも「ぬれ物入れ」と同じ柄の浴衣を着て歩いている女性達を目にすることがあります。

『ぬれ物入れ』の使い道

一番の特徴は、袋の内側には撥水性のビニールを張り付けていますので、濡れた物を入れることが出来ることです!
例えば「温泉」や「海水浴」、「スポーツジム」など濡れた物を入れるのに最適で、折り畳みの傘や合羽なども入ります。また濡れた物だけを入れるのはもったいないので、逆に「濡らしたくない物」などを入れるのも活用の幅が拡がります。
例えば「iPad」などの電子機器や、「御朱印帳」などの思い出深い品など、大切なものを防水するという観点からもお薦めの商品です。


「ぬれ物入れ」の弱点

一つは防水と言っても縫い目ファスナーがあるので、完全防水ではありません。水に落としたり沈んだりすると、中に入っているものも濡れてしまいます。
それともう一つは「ぬれ物入れ」の柄です。
生地はすべて切れ端を使用しているため、柄はすべてアソートになります。また切れ端の再利用ですので大量生産ができないため、ネット通販は行っておらず、全国でも当店の「浅草 粋れん」のみのお取り扱いとなります。

選ぶ楽しみ!

当店の売れ筋ベスト5に入る人気商品です!
お店のスタッフにお声掛け頂ければ、店頭に並んでいる商品以外にも、在庫商品の柄も見せてくれますよ。たくさんある柄からお選びください。

【 画像 】左:『ぬれ物入れ(中)』¥1,430(税込み)/右:『ぬれ物入れ(大)』¥1,760(税込み)

まとめ

 是非、浅草に来られた際は、雷門から徒歩30秒にある柳小路通りの「浅草 粋れん」に遊びに来てみては如何でしょうか。「ぬれ物入れ」以外にも、全国の職人さんや作家さんが造る、伝統的な技を用いながらもモダンなデザインの商品が所狭しと並んでいます。
ちなみにこの「浅草 粋れん」では、「ぬれ物入れ」同様、このお店だけしか取り扱っていない商品がお店の半分以上ございます。見るだけでも楽しいですが、「深く識れば面白い」をコンセプトに掲げていますので、スタッフにお声掛け頂くと、一つひとつの商品の物語を面白おかしく説明してくれますよ。
お客様が来られる日を、スタッフ一同、楽しみにお待ちしています。